すでにおなかがいっぱいであるとする説

欲しいと思うのは、足りないと感じるから
足りないと思うのは、直感的なことだと、だれもが思う。

でも、足りないは、思い込みであるケースもある。

もしかして、おなかいっぱいになってない?

おなかがいっぱいになるという場合には、こんなケースがあった。
雑誌の定期購読。
自分が好きな雑誌で次の号が発売されるまで何度も読む。編集後記まで読む。
これは定期購読するべきだろうと考え、1冊あたりの値段も下がるし、発売日に届くしいいこと尽くめだと始めるけど。

急に、魅力が落ちる。
常にあることが、欲しいという感覚や魅力をなくす。

ADSLが来て、インターネット常時接続のうれしさが3日もすれば慣れてしまった感覚に似ているかもしれない。

ほとんど読まないで溜まっていく定期購読の雑誌。
定期購読する前は、特集がどうとか考えずに毎号買っていたのに。

で、結局おなかいっぱいであることに気づいて、定期購読をやめた。

きっと、僕は定期購読を始める前から「おなかいっぱい」の状態に気づいていなかったのかもしれない。

欲しいものが、実はそんなに必要じゃなかったことに気づくって結構いい体験だと思う。
きっと、別なものを見つけられるから。
だれかから、飽きっぽいっていわれるぐらいでちょうどいい。