詐欺師に共通する話し方とその用法

 新規技術のある会社へいって書類をまとめて融資を受けさせるという業務をしていたことがある。
 新規技術というキーワードでは、いろんな変な会社があらわれる。
 全然新規性がないのに、新規性があるとおっしゃるオッサンがいる。
これは、失礼のないように目を濁らせることで相手にわかってもらおうとするが、たいていは理解されない。嘘つきに限って自分が正体がばれているかいないかについては無頓着なのだろうか。
 ・新商品のプロトタイプです。と見せられたものが実は5年前から販売しており、泣かず飛ばずで名前を変えて新発売するだけだったということがわかった。
 ・○○とは知り合いだという。○○は著名人だったり、政治家だったりするケースが多い。
 ・裏付けのない話を延々とする。

ところで、私は、インチキ科学が見るも無惨に暴かれるのをみるとうれしくなってしまう。だから、携帯電話のバッテリー貼るだけでバッテリーの持ちを良くするシールなどはニヤニヤしてしまう。

この間、実用化されていない技術を紹介する番組がやっていた。鶴瓶と東野が司会をしてちょっとおもしろい技術を紹介する。

 その中で、電磁波で地震を予知するというオッサンが出てきた。
 新潟の地震を予知できなかったことについては観測箇所が少なすぎて予知できなかったといっていた。1年間でM6級の地震が起きる数はどのくらいあるのか。信憑性については一切ふれられていなかったが、制作側は知っていてあえてふれていなかったのだろうか。
 また、観測箇所を増やしてという話が出ると出演者から役所などに観測装置を置かせてもらえばいいじゃないといわれると
 
「すいません、置かせてもらえないんです」

とそのオッサンは言い放った。
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
詐欺師の特徴
「我々は優れた技術を持っているのに、妨害されとるんですよ!」
というような言い方をする。
まぁ、いいわけがましく「的中率が100%ではないから」といっていたが…。